その他の給水方式として、「増圧給水直結方式」があります。これは、配水管から直接各住戸へ給水する方式で、場所を取らず、維持管理が容易で、水道本管からの直接給水なので衛生上も安心できるというメリットがあります。そのため、中高層マンションでは導入するところが増えています。
しかし現在のところ、「増圧給水直結方式」は、水道管の口径が50ミリまでのものしか設置できず、住戸数でいうと50戸程度のマンションに限定されます。また、停電時には発電機がなければ給水がストップします。
マンション管理組合では、「増圧給水直結方式」への切り替え要望が多くあり、より規模の大きなマンションなどにも安定供給できる技術開発が望まれています。