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※掲載物件は、新築分譲マンションおよび完成後1年以上経過した未入居の分譲マンションとなります。
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住宅を購入する際に避けては通れない「お金の話」。住宅ローンに関する基礎的な話から優遇制度などの最新事情まで、ファイナンシャルプランナーにプロの視点で解説してもらいます。※記事は2010年5月11日のものです
住宅ローンを組むというと、すぐ金利に目が向きがちですが、金利以外にも検討すべき要素はあります。
例えば「借主を誰にするか?」「返済期間を何年にするか?」「ボーナス時の返済をどうするか?」などです。
まず、「借主を誰にするか?」考えてみましょう。以前は世帯主(ご主人)が1人で借りて返済するというパターンが主流でしたが、今は共働きも多く、夫婦2人で返済するケースも多くなっています。また、世代間、つまり親子で借りるケースもあります。
夫婦で借りる場合のメリットは、2人の収入それぞれで借入限度が判定されるので、1人で借りるよりも借入可能額が多くなることです。また、住宅ローン控除もそれぞれが受けられる場合もありますから、メリットと言えます。
一方、デメリットとしては、各々が手続きを要する煩雑さや住宅を共有名義にしたり、各々抵当権を設定する必要があったりと費用がかさむ点が挙げられます。また、それぞれの収入を当てにしてローンを組みますから、一方の収入が減るなど変化が生じた場合には、家計に与える影響は大きくなります。現在の状況だけでなく、将来設計〜その後の生活の変化も想定した上で利用しましょう。
次に「返済期間を何年にするか?」です。返済可能な年数よりも少し長めに組むことをお奨めします。もちろん、支払利息は増えますが、月々の返済額が減った分を繰上げ返済することでそのデメリットは減少します。
メリットは、手元資金がある、もしくは返済額が少ないことで不測の事態に対応しやすいということです。手元資金が不足すると、保険を解約したりカードローン等各種ローンを借りたりすることになると思いますが、ここで押さえておきたいのは、「個人で借りることのできるローンで一番金利が低いのは住宅ローンだ」ということです。他のローンを借りるくらいなら、住宅ローンを長めに借りておく方が有利なのです。
最後に「ボーナス時の返済をどうするか?」です。
昨今の情勢だとボーナスが継続的に支払われるという保証はありません。できることなら、毎月の給料の範囲内で返済できるように住宅ローンは組みたいものです。ボーナス時の返済を考慮する場合は、この先も最低限見込めると思われる額に収まる金額で設定しましょう。